点検実施の合理化と近年の技術改正等に対応し、屋内・屋外消火栓設備のホース耐圧性能点検等、長期間使用している機器に対する点検事項が追加されました。
★点検基準・点検要領改正の主旨
日本消防ホース工業会が約2,300本のホースの経年劣化状況について調べた結果、消防用ホースは製造後5年頃から徐々に劣化し10年を経過した頃には約3割のホースに漏水等の症状が現れ、本来の機能が損なわれていることが分かりました。
また、劣化の多くはホース端末部分に集中していて、ホース端末部分の耐圧試験を行うことで約95%の不良が発見できることが報告されています。
この調査等を受け消防用ホースの耐圧性能試験が点検項目に追加され、下記のように実施するよう定められました。
@製造年の末日から10年を経過したもの
(製造年から11年目)
A上記の点検から3年を経過したもの
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(ホースの製造年表示) |
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